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うたかた日誌

好きに、書いてます。

シャンテ ハウス

福島県いわき市平田町に、30年続いたシャンテハウスというバーがあります。地下に潜ればグランドピアノがあって、カウンターに名物マスターが居て、音楽溢れるお店です。2016年1月末でその長い歴史を閉じてしまいます。この度、2015年12月23日にミーワムーラとして、最後の出演となりました。

村重さんに連れられて初めて訪れたのは、8,9年前でしょうか。ミーワムーラのミの字も存在していない頃、村重さんが参加していたボサノバ・ジャズのバンドの演奏の前座で、わたしは、所属していたバンドから抜け出し、村重さんにサポートしてもらい、弾き語りをさせていただきました。歌もギターも今以上にままならない状態で、よくステージに立ったなぁ、と言うか、村重さんにはいつも、家でやっててもダメだ、出せ!の様なことを常に言われていて背中を押してもらっていたのです。それにしても引っ張り出す力、凄いなぁ、と今でも感じます。

挨拶も碌に出来ないような、礼儀もままならないまま、何となくはじまって、何となく終わってしまった地に足も着かない状態で、お店の雰囲気と存在感のあるマスター、カッチリしたバンドの前座、その状況に完全に飲み込まれてしまったのでした。

そして、少しずつステージに立つ企画をいただき、30年の長い月日の中では、足を踏み入れたのは、ほんのちょっぴりに過ぎないので大変おこがましいのですが、私自身を育ててもらった大切なお店であります。私の音楽人生の一部になっているのは、確かです。

いろんな音が染み付いていて、ステージに立つとそれがヒシヒシと伝わってきて、良い緊張と、今より少し高いところに連れて行ってくれるような、そんな気持ちを行ったり来たりさせてくれる場所です。少しずつやっと掴めてきたかなぁと感じ初めてきたころなので、それを含め、無くなってしまうのがとてもさみしい気持ちです。でも、私が言える立場ではないのだけれど、その30年の歴史というものは、山田マスターの胸にしっかりと刻まれていることでしょうから、どこにいっても、新しい事を始めても、消えることなく、どんな場所でも更に続いていくものと感じて止まないです。

「ミワ、有名になっても俺のこと忘れんなよ!」

そんなことまで、マスターに言ってもらえるようになって、絶対に忘れる訳ないじゃないですか。すぐに結果が出る簡単な世界ではないと思っていますし、時間は掛かるかもしれないけれど、良い方向に進んでいる姿をちゃんとお届けできるよう、日々、励んで参りたいと思っております。

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お客さんからいただいたクリスマスプレゼントの帽子と、山田マスターと!

 

 

マスター、いつか有名になって、帰って来れる場所に、また居てくださいね。

 

感謝の気持ちを込めて…。