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うたかた日誌

好きに、書いてます。

旅仲間ちっち

日誌

それは、埼玉越谷のライブ(11/16)を終えて、翌日いわきに帰宅しての出来事でした。帰って来て早々、工房で曲のリハーサルをしていると、近所の顔馴染みの子どもたち数人が、扉の隙間から工房の中を覗き込んできました。なんかいつもと様子が変でした。うちらが居ることをサッと確認するとサッと顔を隠して、するとガラッと扉が開き、その数人の中の一番幼いふたりが「あの、どうしたら良いですか?」と言うと、大事そうに子猫を抱きかかえながら立っていました。子猫に近づいてよく見ると、猫風邪で目ヤニと鼻水でぐしょぐしょで衰弱しているようでした。母猫に置いてかれてしまったのか、独りぼっちでいて、子供たちの声に反応して必死に助けを求めて追い掛けてきたようです。私たちは、すぐに子猫を抱き上げ、預かることを子供たちに告げて、沸かしたお湯をペットボトルに入れてタオルを巻いて即席湯たんぽを作り、子猫を温めながら病院に駆け込みました。

目薬や回虫除去の薬を処方され、あとは子猫の生命力を信じるだけでした。ミルクを買って、家にあった子猫用の哺乳瓶を持ってきて、人肌ぐらいに温めてあげると、幸いにも食欲はあり、少しづつ飲んでくれました。

日に日に元気になっていきました。村重さんも私も先住猫がいるし、旅も増えて家を留守にすることも多くなってきたので、風邪が良くなったら里親さんを探すことにしました。なので、名前は付けずに「小さいさん」と呼んでいました。

横浜単発のライブでは、MOMOcafeののりえさんに預かってもらったりもしました。その後のライブでは誰かに預けるのも難しく、一緒に連れて歩くしかありませんでした。動物用のキャリーバックに猫砂と湯たんぽを入れて、旅を共にしました。お店によっては控え室に置いてもらえたり、持参の電気ポットでお湯を沸かしてもらい、湯たんぽをまめに取り替えたり、ミルクを作って人肌ぐらいにして飲ませて、車の中で遊んだり、ぎゅっと抱きしめてやったりしました。みんな可愛がってくれました。

12月に入ると、すぐに5日間の関東ツアーが待ち構えておりました。やはり預ける先もなく、逆に連れて行く方が安心ではないかと話し合い、準備万全にして出発しました。初日の横浜白楽BarJADHU(12/2)でも持参の電気ポットにお湯を沸かしてもらい、車はお店のすぐ隣にとめて、まめに様子を見にいきました。

そしてその日、小さいさんは運命の出会いによって、横浜白楽の猫になりました。

とっても良い出会いがあったのです。私はその瞬間にビビビッと何かイナズマみたいなのが走るのを感じました。JADHU馴染みのお客さんで、私たちのライブを前回も来てくれていて、素敵な家族の一員として迎え入れてくださることになりました。正直、余りに急な事に心の準備ができていない状態だったので、何だかあの抱っこしたときの感覚がぽっかり手の中から無くなってしまったような、複雑な気持ちになりました。しかし、また白楽にライブでお邪魔した際には、いつでも寄って下さいと嬉しいお言葉もいただけましたし、突然の別れにさみしい気持ちもありましたが、もうこれ以上ない出会いとタイミングだったのだと思います。

 

小さいさんは、たくさんの思い出を置いていってくれました。

いわきバロウズの控え室では、今西太一さんやみんながとても可愛がってくれて、太一さんの演奏中には、なかなか出なかったう◯こが出て、わたしはその処理作業に夢中で大先輩の素晴しい演奏中に本当にごめんなさいでした!水戸アスパイヤでは、巻きストーブの周りでみんなに交じってポカポカで寝させてもらいました。郡山市ピークアクションでは、huenicaのワンマンライブのお手伝いも一緒にしました。藤野恵美さん宅では、部屋に入れてもらって、みんなに抱っこしてもらいました。福島市AS SOON ASの25周年もお酒とミルクで一緒にお祝いの乾杯をしました。一緒に車中泊した時もありました。私たちは気付けば、まるで旅仲間のように、まるで家族のようになっていました。そして、いつのまにか「ちっち」と呼んでいました。

 

ちっち、短い期間だったけど、楽しいひとときをありがとう!

命を救ってくれた子供たち、本当にありがとう!偉いぞ!

 

横山さん、ちっちをどうぞ宜しくお願い致します。

 

ちっちの幸せを心から願っています。

離ればなれになって可愛がることができない分、私たちは一緒に暮らす猫をたっぷり可愛がってあげようと思いました。

 

ちっちのアルバム

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太一さんとちっち。

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huenicaサチコ母さんとちっち。

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藤野邸で村重さんの胴体の上で食事中のちっち。

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寝起きの皆さん。恵美さんと。

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お世話になりました。次の旅へと。

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 一緒にシートベルトもしましたよ。

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 車の中で好きな場所です。

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ちっちの一番好きな場所です。

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お目々もぱっちりになりました。美人さんです。

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photo by MAKIさん

短い期間でしたが、撫でて抱っこしてくれて可愛がってくれた皆さん、ちっちはたくさんのお友達が出入りする家の素敵なご家族の一員になりました。

ちっちとの最後のツーショット。お別れなのに、どうしてこんなに笑えたんだろう。