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うたかた日誌

好きに、書いてます。

沖縄

私は沖縄からいつ帰ってきたのか、昨日だったか一昨日だったか、午前8時、ぼーっとしながら、家の中に吹き込んでくる冷たい海風に、少し寒いと感じながら、温かいコーヒーをすする。

沖縄から戻ってきた日の帰る途中、空腹にたまらずたまに行く定食屋に、ひとりで入った。
時間的にもお客さんが、どんどん帰っていく。定食屋の女将さんは、とても物静かで声も小さかった。
お客さんが出口のドアを閉めて、見えなくなるまで深々とお辞儀をして、小さな声でお礼を言った。
わたしは横目でそれがみえて、胸の内と共鳴しあったように熱くなった。沖縄から連れて帰って来た、この気持ち。
熱々の味噌汁は、まだ熱いままで、その湯気なのかわからないが、カツ重はぼやけてみえた。
白飯だけになったカツ重を搔き込んで、店を後にした。

家につくと、変わりはなかった。
ゲジゲジが床を走り去っていくのをわたしは、目で追った。
生き物すらいないなんて、さみしいじゃあないか。

 

(ミワヨシカズ)

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